最善をつくすことは尊くて美しい・・・
何も聴こえず
何も楽しみがなくて
それなのに頭だけは正常だったら
どんなに辛い毎日だろう
自分では動けなかったけれど
耳は はっきりと聴こえていた
ただ無かったのは楽しみだけ
主治医は言った
「何か楽しみを見つけなさい」と
探してはみたけれど
なにも見つけられなかった
そして一年
文字を書くと言う目標ができた
判読に困難なひらがなだったけれど
太いマジックをにぎりしめ
懸命に書いた「あいうえお」
次に「まけない」と言う文字を
自分を励ましながら
まいにち毎日書きつづけた
自分の思いを託すには
パソコンしかなくて
マス目の大きなノートと
さよならしたけれど
今では私の想いが
ぎっしり詰まった宝物
※ありがとうの詩集:
2001~2007年までのもの
TOPページに84篇すべて転載済み
上記は30番の詩。
今は文字が書けないからパソコン文字、
耳は殆ど聞こえず字幕テレビでドラマを楽しんでいます。
ありがたい時代に生かされていること、
感謝しかありません。。。
十点でも二十点でもいいから、
自分の中から出しなよ。
自分の中から出さないと、
点数さえつかないんだから。
これから目指すことを
きれいな言葉で
アピールするんじゃなくて、
これまでやってきたことを
みんなに見てもらいなよ。
自分とは違う場所を
見てる誰かの目線の先に、
自分の中のものを置かなきゃ。
何度も言うよ。
そうでもしないともう、
見てもらえないんだよ、私たちは。
百点になるまで何かを煮詰めて
それを表現したって、
あなたのことをあなたと同じように
見ている人はもういないんだって。
(何者、朝井リョウ)
努力はやめられない