いのちはなぜ大切なのか?

「いのちはなぜ大切なのか?」


その問いに、自然科学の世界のように、スッキリした正解はありません。

では、いのちの授業は不可能なのでしょうか。
ここで、なぜいのちの授業が必要なのか、もう一度考えてみましょう。
いのちの大切さを教えることによって、
イジメによる自殺や、少年による傷害事件などを
なくしたいというのが、そもそもの願いでした。
 
私は、学校などに招かれていのちの授業をするときに、
FIFAワールドカップ・ドイツ大会決勝戦での、
ジダン選手の頭突き事件の話をします。
「なぜジダン選手は、頭突きをしたのでしょうか?」
「ジダン選手は、人を傷つけてよいと思っていたでしょうか?」
多くの生徒が、家族をひどく侮辱されて苦しかったからだと言い、
人を傷つけてもよいなどとは思っていなかった、と答えます。
私は、この事件は私たちの人生の縮図ではないかと感じています。
たとえ人を傷つけてはいけないと頭でわかっていても、
我慢できない苦しみを抱えたとき、人は誰かを傷つけたり
自らを傷つけてしまうことがあるからです。
たとえジダン選手のような英雄でも。


いのちの授業の真の目的は、ただいのちの大切さを伝えるだけではありません。
たとえつらくても、たとえ苦しくても、誰かを傷つけない、
自らを傷つけないための生き方をみんなで考えていくことであると考えます。


転載元 小澤竹俊さん「いのちはなぜ大切なのか?」に答えはあるか


苦しんでいる人の前でできること こちらをお読みください

話を「聴く」と言うことが非常に大切だと教えていただきました。
自分の心の声も、よく聴こうと思います。




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by mahorou | 2009-10-30 07:58 | 人生勉強