訂正・・・ごめんなさい。私のコピーが一番最初が切れていました。
     改行の違いだけで詩は同じでした。
     お詫びし訂正いたします。 3.23  15:30 まほ

 


「雪の日に」(混声合唱組曲) 吉野弘

雪がはげしく ふりつづける
雪の白さを こらえながら

欺き(あざむき)やすい 雪の白さ
誰もが信じる 雪の白さ
信じられている雪は せつない

どこに 純白な心など あろう
どこに 汚れぬ雪など あろう
               
雪がはげしく ふりつづける
うわべの白さで 輝きながら
うわべの白さを こらえながら

雪は 汚れぬものとして
いつまでも白いものとして
空の高みに生まれたのだ
その悲しみを どうふらそう

雪はひとたび ふりはじめると
あとからあとから ふりつづく
雪の汚れを かくすため

純白を 花びらのように かさねていって
あとからあとから かさねていって
雪の汚れを かくすのだ

雪がはげしく ふりつづける
雪はおのれを どうしたら
欺かないで 生きられるだろう
それが もはや
みずからの手に負えなくなってしまったかのように
雪ははげしく ふりつづける

雪の上に 雪が
その上から 雪が
たとえようのない 重さで
音もなく かさなってゆく
かさねられてゆく
かさなってゆく かさねられてゆく


やってみよう。
馬鹿は多いかもしれないけど、
まともなのも何人かはいるだろう。
(天空の蜂、東野圭吾)


※ 吉野弘さんは2014.01.15,87歳でご逝去されました。合掌
  



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by mahorou | 2016-03-23 12:00 | ★吉野弘さんの詩 | Trackback

吉野弘さんの「祝婚歌」

「祝婚歌」  吉野弘

二人が睦まじくいるためには
愚かでいるほうがいい
立派すぎないほうがいい
立派すぎることは
長持ちしないことだと
気付いているほうがいい
完璧をめざさないほうがいい
完璧なんて不自然なことだと
うそぶいているほうがいい
二人のうちどちらかが
ふざけているほうがいい
ずっこけているほうがいい
互いに非難することがあっても
非難できる資格が自分にあったかどうか
あとで
疑わしくなるほうがいい
正しいことを言うときは
少しひかえめにするほうがいい
正しいことを言うときは
相手を傷つけやすいものだと
気付いているほうがいい
立派でありたいとか
正しくありたいとかいう
無理な緊張には
色目を使わず
ゆったりゆたかに
光を浴びているほうがいい
健康で風にふかれながら
生きているなつかしさに
ふと胸が熱くなる
そんな日があってもいい
そして
なぜ胸が熱くなるのか
黙っていても
二人にはわかるのであってほしい


人間関係に、とっても重要なことと、何度も読みたい
>互いに非難することがあっても
>非難できる資格が自分にあったかどうか
>あとで
>疑わしくなるほうがいい
>正しいことを言うときは
>少しひかえめにするほうがいい
>正しいことを言うときは
>相手を傷つけやすいものだと
>気付いているほうがいい

ネガティブを潰すのはポジティブではない。没頭だ。
(社会人大学人見知り学部 卒業見込、若林 正恭)


3/19・20日、お誕生日の方おめでとうございます。
また来週月曜日に元気にお会いしましょう。佳い連休を。。。
最後まで読んでくださってありがとうございました



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by mahorou | 2016-03-18 23:59 | ★吉野弘さんの詩 | Trackback