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ありがとうはまほ(う)のことば

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ありがたい出会いでした



今日は2月27日、土曜日です。
お天気は快晴。
朝見た雲はどこかに流れていったのか、
晴れ渡っています。
風が強くなり、雲を吹き飛ばした感じです。
我が家の梅も7つほど、咲きました。
今日で結構咲くんじゃないかと思います。

今日27日は、わたしのリハビリの先生のお誕生日です。
還暦を過ぎたらカウントダウンとおっしゃるので、
確か57歳だと思います。来年はまほと同じ年になります。

この先生と出会えていなかったら、
たぶん、わたしは、歩くことはかなわなかったと思います。
まほという名も、歩けるようになるのはすぐさという
わたしの思いこみからつけたペンネームです。

入院中の2001年に、歩けないから未歩・みほ、
歩けるようになったら
万歩・まほに改名しようと夢を持ってつけました。

・・・ところが、歩くということは
そんなたやすいことではなかったと、
徐々に思い知らされました。
車いすから、腰さえ、あがらない現実。
なんでこんなことぐらいできないんだろうと、
涙しました。

・・・ですが、先生はあせらせないで気長に、
わたしを待っていてくださいました。
調子が悪い時に「なんで」といら立つ私に、
「調子悪い時もあるさ」と言いました。
その当時は、「なにを甘いことを」と思っていました。

どうして、自分はできないんだろうと、
自分に厳しくしないと、いつまでたっても
歩けるようにならないと思っていたわたしは、
どんどん自分に厳しく、自分に「駄目じゃないか」と
自分の心を否定ばかりしていました。

すると、とても毎日がつらい。
がんばっているのにできない。
できないから自分に余計厳しく接する…
その繰り返しでした。

あるとき、思ったんです。
これじゃがんるどころか、リハビリが苦痛になる。
続けるためには、リハビリが楽しいものじゃないと
だめだと気付きました。

1週間がんばれば、歩けるというなら辛抱もできましょう。
まったく、歩ける保証はどこにもありません。
かといって、あきらめたら、永遠に歩けないでしょう。

そこで、わたしは考えたんだと思いますね。
長丁場のリハビリに耐える方法を・・・。
それが、今はいいんだと自分を肯定する生き方の
初めであったかもしれません。

そう思うようになったら、
リハビリが苦痛じゃなくなりました。
苦しくしていたのは周囲ではなく、
自分自身の厳しい自己否定でした。

先生がおっしゃった調子悪い日もある…
そう自分でも思えたとき、
どんどんリハビリへの意欲が出てきました。
この先生について行ったら間違いはないと確信しました。

わたしは人工呼吸器がはいっていたため、
ろれつが回らず、その上、歌が歌えなかったんです。
歌の速度についていけないんです。
それぐらいしゃべれませんでした。

しゃべれるようになるには、
いっぱい話をすることですかと先生に訊きました。
「そうだ」と先生はおっしゃり、
「ぼくにいっぱいしゃべったらいいよ」と。
ありがたかったですね。(なみだ)

本当に先生と出会えてよかったと思います。
今頃、おうちでクシャミしていらっしゃるかも?
先生、お誕生日おめでとうございます。


by mahorou | 2010-02-27 08:57 | 2010年のつぶやき

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