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ありがとうはまほ(う)のことば

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ナースコールは「命綱」でした


今日は5月20日、木曜日です。
お天気は小雨、いまは止んでいます。
気温は高め、ちょっと蒸し暑い朝です。
空気がぼぁっとしています。
どちらかというと苦手です。
さて、気を新たに
さわやかにまいりましょうか。

今日は入院中のハプニングについて、
お話します。

入院中、お風呂に入れない私は、
看護師さんに体を拭いてもらいます。
その時がパジャマ交換でした。

私は個室で、動けない患者でしたから、
看護師さんを呼ぶには
ナースコールが必需品でした。

ナースコールは通常、
ベッドの頭付近から垂れ下がり、
人によってはベッドの柵に
くくりつけてある人もいます。

私は体が自由に動きませんから、
体の近くにないと困るわけです。
それで、ある看護師さんが、
ナースコールにテープをまき、
安全ピンをつけ、パジャマの胸元に
ナースコールを取り付け、
使い勝手がいいようにしてくれました。

あるとき、看護師さんを呼ぼうと、
ナースコールをさがすと、
パジャマについていません。
着替えのときにつけ忘れられたようです。

付添いの妹も帰ったばかりです。
夕食まで時間はあるし、
看護師さんが部屋に来てくれる
時間ではない。
どうしよう。一瞬パニック寸前。

こうなったら、叫ぶしかない。
恥も外聞もない。死ぬよりましだ。

大声で、
「すみませ~ん、看護師さ~ん」を連呼。
気がついて入ってきた看護師さん。
「どこのちっちゃい子かと思った」と
言いながら笑いました。

「あんたなぁ、笑い事じゃおまへんで」・・・
と言いたい言葉をぐっと飲んで、
「ナースコールがついていませんでしたぁ」
と涙声。

笑い話になりそうですが、
ナースコールはわたしの「命綱」でした。
ナースコールを発明してくれたのは、
ナイチンゲールさんなんですよ。
感謝しかありませんね。

病室のナースコールが故障だった時、
私は人工呼吸器がついていて、
しゃべれませんでした。
その時、家族は、私の右手首に、
呼び鈴をつけて、振って音で知らせるように
してくれました。
個室のドアも開けて、
看護室によく聴こえるように。
重症患者なので、
看護室の近くの部屋でした。

どうぞ、お見舞いに行かれて、
お帰りの際は、ナースコールを
確認してあげてくださいね。
動けない人なら、
手に持たせてあげてくださいね。
ナースコールが命綱だった、
まほからのお願いです。

今日は、お昼から、リハビリです。
踏ん張ってきますので、
お留守番をよろしくお願いします。


by mahorou | 2010-05-20 08:37 | 2010年のつぶやき

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