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ありがとうはまほ(う)のことば

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これから必要になるであろう言葉

心の中では許していなくても、
言葉や態度だけは親切にした方がいい。
そのくらいの嘘がつけない人間は
少なくとも大人ではない、ということだ。
(不幸は人生の財産、曽野綾子)

私たちはもちろん
運よりも努力を信じて生きたい。
しかし人間の生涯の成功は、
決して努力だけで達成できるものでもない、
という謙虚さも教えるべきなのだ。
(不幸は人生の財産、曽野綾子)

成熟した人間になるには、
お化粧やファッションのセンスが
いいだけではとうてい無理である。
沈黙と会話の、双方の達者な使い手に
なるほかはないのである。
(人間にとって成熟とは何か、曽野綾子)

自分を責めたり、なにかを恨んだりしないでね。
それは他の人のためじゃなく...自身のために。
囚われれば、その分だけ快復が遅くなるから。
つらいだろうけど、じっと流れるのを待つの。
(君が降る日、島本理生)

一度剥がしてしまったプレゼントの包装紙は、
後からどんなに丁寧に包み直しても、
そのかすかなやぶれや歪みを
ごまかすことはできない。
物でさえ元通りにするということが困難なのに、
くらべものにならないぐらい
複雑な人間の感情を元に戻すことなんか
どうしてできると言うのだろう。
(シルエット、島本理生)

いろんな可能性のある自分でいたい。
だったら、その可能性を作る自分に
なるしかない。
何もしないで、いろんな可能性が、
やってくることなんて、まずない。
(野心のすすめ、林真理子さんのいい言葉)

やってしまったことの後悔は
日々小さくなるが、
やらなかったことの後悔は
日々大きくなる。
(野心のすすめ、林真理子さんのいい言葉)

問題は、
過去じゃない。
未来です。
(悪の教典、貴志祐介)

みんな、自分のことなんて分からなくて、
人のことばかりがよく見える。
だから人と関わるんだろう。
教えたり、教えられたりするために。
(あられもない祈り、島本理生)

ぜったいに誰かになにか
話したくなるときはくるんだよ。
でもおまえらは話を聞いてくれる誰かを
見つけることなんかできない。
それははずかしいことじゃない、
たいがいの人間はばか話をする相手は
くさるほどいても、
人生の根っこにかかわるシンケンな話や、
話してるとちゅうにめそめそ泣き出してしまいそうな
しみったれた話をいっしょにできる他人なんて、
ほとんど持ち合わせていない。
親しい人間はいても、近すぎると
話せないってこともあるしな。
(憤死、綿矢りさ)

世の中には、
正しいとされていること、
は存在しているけど、
それが本当に正しいかどうかは分からない。
だから、「これが正しいことだよ」
と思わせる人が一番強いんだ。
(マリアビートル、伊坂幸太郎)

脳の勝手を許さない方法。知りたい?
まずは一つ、言葉を頭に思い浮かべる。
なんでもいい。たとえば、花。つぎに、
その花とまったくつながりのない言葉を浮かべる。
たとえば、屋根。で、つぎは
その屋根とつながりのない言葉。
ちりめんじゃこ、とか。それを延々続けていくんだ。
注意するのは、関連性を生まないこと。
気をつけてないと植物だとか食べ物だとか、
どうしても傾向が偏ってきちゃうから。...
まったく関連性のない言葉を連ねるのって、
結構、疲れるんだよ。で、
勝手を許されない脳のストレスが眠りを喚ぶ。
(気分上々、森絵都)

人間、意識的に何かを
愛そうとしなければ
無意識に何かを
憎んでしまうものでしょう。
(異国のおじさんを伴う、森絵都)

心と心がつながっている、
と感じられるのは素敵なことだ。
でも、それはよりまっすぐな瞳や
言葉やアクションを前にして、
はかなく敗れ去ることもある。
心に頼りすぎてはならない。
アクションを怠ってはならない。
(永遠の出口、森絵都)

馬鹿ねえ、...。
人間四十を過ぎたらね、
わたしの身にもなってみてなんて、
そんな子供っぽいこと、いわないものよ。
(続 氷点、三浦綾子)

人間ってのはね、
意識を向けたことを引き寄せちゃうのよ。
わかる?なにかをずっと考えていると、
いつのまにか関連することが寄ってくる。...
逆に言えばね、人間は
意識を向けたものになっていくの。
なにに意識を向けるかは自分で決めていいの。
素粒子だろうが、アイスクリームだろうが、
寄生虫だろうが、なんでもいいの。
集中して意識を向ければ情報が寄ってくる。
(マアジナル、田口ランディ)

「まあ、いまのところは
そう思っているのだけれど、
もうちょっと様子を見てみないと、
何とも言えないね」といったあいまいさを
認めるゆとりが、
社会にも人々にも
必要なのではないだろうか。
そしてこの「あいまいなまま様子を見る」
という姿勢はまた、
自分と違う考え方、生き方をしている人を
排除せずに受け入れるゆとりにも、
どこかでつながるものだと思われる。
(しがみつかない生き方―「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール、香山リカ)

人が快適に生きていくのに必要なものは、
実はそんなに多くないということを知った。
心の中に一つ天国と呼べる場所があること、
そういう場所に出会えたことは私の幸福である。
(これからはあるくのだ、角田光代)

自分の知っていることや
知っているものを、
人に伝えたくない人っていうのは、
未来のない人だと、ぼくは思います。
やはり、自分の知ってることを
人に伝えていくことに関して、
ケチになってしまうと、
おもしろい人間ではなくなると思う。
[アンリ・ベグラン]
(ほぼ日手帳、糸井重里)

どちらが良かったかなんて、
比較することは不可能。
生きたいように生きるしかない。
二つの人生を同時に選択できない以上、
自分が選んだものをよしとするしかない。
(アルカナシカ、田口ランディ)

相手に優しくされれば、気分がいいし、
気分が良ければ、誰かに優しくしたくなるのが人情だ。
誰か優しくない人に会ったら、
「きっとこの人は誰かに優しくされていないんだな」と思え、
そう思えば、腹立ちも紛れる。
(あの空の下で、吉田修一)

卑下した過去から、
明るい未来が生まれるはずがない。
(美女入門金言集、林真理子さんのいい言葉)

自分から知ろうとしなければ、
何ひとつ見えてはこないのだ。
命がけだということも、
それを知っていて行うか、
知らないまま他人まかせで行うかでは
大ちがいだ。
(RDGレッドデータガール1 はじめてのお使い、荻原規子)

他人の身勝手が許せないのは、
自分自身も身勝手だからなんだろうな。
(風神秘抄、荻原規子)




by mahorou | 2013-08-14 20:39 | 人生勉強 | Trackback

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