過去記事転載・人に頼む勇気お持ちですか・・・
カーテンを開けないと、外の景色が見えません。
入院時代は、個室のベッドに寝ており、歩けませんから、
朝がくれば、カーテンを開けてほしいし、
夜にはカーテンを閉めてほしかった。
・・・しかし、現実には、ずっとかなわぬことでした。
「こんなことまで頼まないと気付いてもらえないものだろうか」と
涙したこともあります。自分の部屋でも
夜になって、カーテンを閉めない人がいるのでしょうか。
確かに、看護師さんは、わたしよりはるかに若いですから、
気づかないことも多いとは思います。
でも、でも、看護師さんという「いのち」と向き合う
職業を選ばれたなら尚更、意識は高いと思っていたのです。
人間って、こういうものだという固定観念があると、
物事を割り切って考えにくいと思いました。
入院中に読んだ本に、
「車いすの人は暗い」
「障害のある人は人にあんまり頼まない」って
書いてありました。
世間では
そう思われているんだなぁ~と思いました。
そうかぁ…それならば、
わたしが
そういう見方を変えていこうじゃないかと思いました。
まず、手始めに、今まで言えなかった、
「カーテンを開けてくれませんか?」と
にこやかに言ってみました。
すると、すると、どうでしょう。
「まほさん、ごめんね。気づかなくてぇ」と
返事があるじゃないですか。
とても驚きました。
わたしが「こんなことぐらい気づいてよぅ」という
不満顔で言っていたら、
相手はすごく気分を害していたでしょう。
2年近く、悩んでいたことが、
わたしの「お願いします」「ありがとう」のことばで
消えちゃったんですからね。
やってくれないじゃなく、
頼まなかっただけだと気付きました。
相手が気持ちよく動いてくれる言葉は、
「お願いしますね」
というこちらからの信頼でした。。。
書物を読むということは、
他人が辛苦してなしとげたことを、
容易に自分に取り入れて自己改善をする最良の方法である
(ソクラテス)
図書館で借りた本を読みますね。
みなさん、佳き週末を。元気にまた来週お会いしましょう。。。
今日も最後まで読んでくださって、
あなたの貴重なお時間をいただいて、
ありがとうございました。