「だからこそ・・・」…あなたとあたしに「ありがとう」を言わせてください・・・
2000年夏~2002年冬頃
入院中嬉しかった言葉は沢山あります。
心に響く言葉の記事が多いのもそのためです。
言葉というものは人を元気付ける魔法のようなもの。
しかし、使い方を間違えると凶器にもなります。
思いやり・・・愛を持って発すれば人の心が救えるのだと
病気を通じ学びました。
わたしがどん底から這い上がれたのも意欲を引き出してくれたからです。
それは、ありのままの私を受け入れてくれた多くの励ましでした。
①文字の練習
・下手な字を「筋がいい」と毎日褒めてくれたこと
・書いてある詩を読んでは共感・感動してくれたこと
褒めて伸ばすことの大切さを実感
②リハビリ
信頼できる先生との出会い・・・これは大きかった。
看護婦さんは、筋肉が無くなった私に「歩けるようになるには寝ていた3倍はかかる」と。
しかし、そんなたやすい病気でないと知るには時間はかかりませんでした。
そんな中、私に「やさしい嘘」を付かない人がリハビリの先生でした。
ある日、吐き気が多いので、リハビリ室でのリハビリは中止になり、
個室でのリハビリになったとき、
まほ「リハビリがまた元に戻ってしまう」
先生「元には戻らん。そんなことをくよくよ思っているのがいかん」
結果は元に戻っていなかったのでした。
先生はわたしに嘘はつかなかった。このことが原因で先生に
しがみついていこうと決意して、今のわたしがあります。
「雑巾は絞らんでいい。アタマを絞れ」・・・これも大好きな先生の言葉です。
大部屋になったとき、同室の方やほかの部屋の患者さんから
「あんたは偉いわ~」「がんばってなあ~」
の励ましをもらったこと。アイドル並みでちょっとした有名人でした。
介護をされている人からも「あんたを見ていると元気が出るわ~」とも。
嬉しかったですね。意欲が次なる意欲を生みました。