生きることの尊さ
お年寄りを
えらいなあと
心から
そう思います
なぜなら
70年以上にわたり
生き抜いてこられたから
その長い歳月に
つらいことが
なかったわけじゃない
かなしいことが
なかったわけじゃない
いつも幸せだった
わけじゃない
そうだけど
そうだけど
涙をこぼし
歯を食いしばりながらも
生き抜いてこられた
人生模様がある
真実がある
幸せを感じている人しか
生きられないのであったなら
お年寄りなど
存在していないだろう
若者だらけだ
待てよ~
それも違うなぁ
育てる大人が
いなけりゃ
赤ん坊は
生きられない
あ~そうか
ご先祖さまが
いなくっちゃ
我々は
この世に
存在しなかった
いのちっていうのは
綿々(めんめん)と
続いているのだ
つらい時があっても
かなしい時があっても
きっと きっと
楽しい時がくることを
信じて
いのちのバトンを
引き継ぐよ
「ワタシ」から「アナタ」へ
2008.08.30
※いのちのバトンという言葉は、相田みつをさんの詩に出てきます。
心に響いた表現で使わせていただきました。