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ありがとうはまほ(う)のことば

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疲れは早目にとってくださいね



今日は2月15日、月曜日です。
お天気は雨、ちょっと寒いですね。
15日…十分ご縁ありの佳き日です。
さてさて、どんな出会いがありますでしょうか?

人間、ゆっくりするべき時は早目にというのが、
今のまほの持論です。
疲れは溜めに貯めたらアカン。
自分だけでなく周囲の人にも。

これは自分が大病し、得た教訓のひとつです。
どんなに丈夫な体があろうとも、
なんにでも取扱説明書があるように、
無茶苦茶使えば、いつかは壊れます。

疲れの蓄積ほど怖いものはないんです。
我慢することも、時には要ります。
・・・しかし我慢しすぎると、
心にはどんどんストレスがたまり、
悲鳴をあげてしまいます。
悲鳴は心の病となって現れます。

わたしは大病時、
完全に心がおかしかったと思います。
でも、周囲の人間は
心が壊れたとは思わなかったはずです。
なぜなら、わたしは動かなくなった体を知っても、
物を投げたり、人前で泣きわめきは
しなかったからです。

今、冷静に思いますと、
物を投げないというのは、
手も動かなかったので、
物を投げることなどできなかったこと。
そうして、泣きわめなかったというのは、
わたしのひとつの理性だったかもしれません。
もうこれ以上、家族や周囲を悲しませてはいけないと。

わたしが自分の悲しみを抑えることができたのは、
自分の悲しみを言葉に出さなくてもよかったこと、
(人工呼吸器を着けていてしゃべれませんでした)
手も動かない状態だったからだと思います。

わたしができた人間だったからではなく、
できない状態が
わたしを救っていてくれたんですね。

そう思いますと、
我々はついつい、不幸な出来事に対して、
マイナス感情のみを抱きますが、
プラスの両面があると思えることが、
ピンチから、こころを救うキーになってきます。

話が横道にそれました。
疲れがたまらぬうちに、
早めに昨日、のんびりしました。
心を開放し、自分の内なる声を聴くって、
生きていく上で非常に大事ですね。

人生は、スキーのモーグルと一緒です。
平坦ではありませんが、
あのこぶを乗り越えていくところに、
心の成長があるとおもうんですよ。

急いで息切れするまで走り続けなくても、
疲れたら休み、元気になったら
歩き出せばいい気がします。
ゴールには、きっと
笑顔であなたをずぅっと待っている人が
いるんですから。。。




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わたしの心がおかしかったというのは、
とにかく怖い・不安という言ってみれば、
妄想するわけです。

看護師さんに連れられて、
車いすで散歩をしていました。
看護師さんはみな忙しいですから、
仕事は、まほの散歩だけではありません。

散歩で1階に行くときに、
薬剤師さんから
患者さんのお薬を受け取ってくるという
一石二鳥のお仕事がありました。

若い看護師さんは、
「まほさん、ちょっと待っていてね」と言いました。
「わかった。早く帰ってきてね」と答えるまほでした。
・・・しかし、ひとりにされた不安は、
いい大人なのに、我慢ができず。
そこには人もいたのに・・・。

わたしは大声で
その看護師さんの名前と、
「早く帰ってきて~」と叫んだのです。
恥ずかしいなんて気持ちより、
ひとりにされた怖さからです。

今思うと、バカかと思うんですが、
何もできない「赤ちゃん」と
なんら変わらない「まほ」だったんです。

長く待たされていたんじゃないんです。
せいぜい5分ぐらいです。
急いで戻ってきた看護師さんの顔を見て、
ほっとしたのでした。

なにもできなくなった自分に
不安でいっぱいだったんだと思います。
自分を守るために、
泣いて知らせる生まれたばかりの赤ちゃんと
おんなじでした。
ただ、言葉を知っていたから、
しゃべれただけでした。

by mahorou | 2010-02-15 08:19 | 2010年のつぶやき

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